日本最大規模「岐阜かがみはら航空宇宙博物館」三色戦闘機・飛燕
<バス/徒歩>名鉄、JR、電車からアクセス/ 長根山掩体壕(えんたいごう)/ サルムソン2A2

岐阜県の各務原市(かがみはらし)にある「岐阜かがみはら航空宇宙博物館」を訪れた。 想像以上の施設の規模と展示の充実ぶりに驚かされ、その内容から人類の空への夢を肌で感じることができた。 私は三式戦闘機「飛燕」の修繕された実物が収蔵されていると噂に聞いて、元々はそれを見るためだけにこの博物館へ足を運んだ。 私は青春18きっぷを使った旅の途中に訪れたのだが、駅からのアクセスには注意が必要だ。地図で見るとJRの最寄りと思われる蘇原(そはら)駅から直線1、2キロほどの場所に位置しているのだが、間に自衛隊基地があるため、迂回の必要があり、道のりでは6キロほどあるのだ。そんなことも調べずに訪れたのだから駅に降り立って困り果てた。バスも本数が少なく、正直電車でのアクセスはおすすめできない。 電車を使うとしたら ・JR那加駅 (蘇原駅の一つ前) ・新那加駅(名鉄各務原線) ・各務原市役所前駅(名鉄各務原線) などの方が良さそうだ。私はタイミングが悪く、時間も無かったので行きは徒歩で向かった。

↑途中で立ち寄った長根山掩体壕(えんたいごう) 1時間歩いてやっと着いた博物館にはやはりというか広い駐車場と沢山の車。車でのアクセスが推奨される証拠である。 帰りのバスは死活問題になるので入る前にバス停で確認。バスの種類によってルート上、乗車時間14分のバスもあればなんと54分もかかるバスもあり、私は時間的に後者に乗らざるを得なかった。

敷地内に入るとすぐに大きな飛行機がずらりと並んでいて、私が考えていたよりはるかに立派な施設であることを悟った。調べてみると、ここは通称「空宙博(そらはく)」と呼ばれ、航空博物館の中では日本最大規模を誇るそうだ。 そもそも各務原市は航空機産業の街として発展し、川崎重工や航空自衛隊もある。 博物館の外には主に救助系の自衛隊機が置かれ、初見のものも多くその構造に惹かれた。ゆっくり見れないことが惜しまれる。 館内へ。 チケットの料金 ・大人 800円 ・高校生と60歳以上 500円 ・中学生以下 無料 親切な受付の人が帰りのバスの案内と、目的の飛燕の場所を教えてくれた。

↑三式戦闘機「飛燕」 順路2番目に私の目当てがあった。 時間を取れなくて申し訳なくなるほど充実した室内展示。航空機の開発の変遷が丁寧に紹介されている。私はこの飛燕の鑑賞に滞在可能時間60分のうち約半分を費やした。順路1番目の展示はサルムソン2A2で、飛燕と比較した時、空冷エンジンと液冷エンジンによるフォルムの違いがよく見てとれた。

次の扉をくぐると、体育館よりも遥かに広い空間に実物機が所狭しと並べられていて壮観だった。航空機マニアなら泣いて喜ぶだろう。じっくり見たいところを、哀しいかな早足で回る。 旅客機や戦闘機の操縦シュミレーション体験ブースもあり、それがこの施設の売りなのだろう、子ども達が熱中していた。私は羨望の眼差しを向けるしかない。

2階には宇宙に関する展示があり、こちらにも興味が尽きない。実物?のロケットエンジン、各種ロケットの模型、ISSきぼうモジュールの再現展示に、セルフレスキュー用推進装置をつけた船外活動用宇宙服、ドッキング操作のシュミレーションなど盛りだくさんだ。歴代日本人宇宙飛行士の紹介やこれからの宇宙開発についてのものもあった。 お土産も充実していて、様々な模型、ミリタリや宇宙関連のTシャツ帽子等グッズ、宇宙食のたこ焼きなんかも置いていて、見ていて楽しい。貴重そうなもので、飛燕の開発に関わる資料をまとめたこの博物館限定の本が置いてあった。 最後に。もっとしっかり調べてから時間に余裕のある計画を立てるべきだったと後悔した。それほど見ごたえのある展示で価値のある施設だった。 私は必ずもう一度この地を訪れることを誓い、その場を後にした。 そういえばカフェも併設されていたので次回はぜひ利用したい。
空宙博
じゃらん