赤福祭りだ!街のいたる所に赤福の看板が立ち並び、囃し立てる。そう、ここは伊勢である。
ご存じ赤福。赤福は実に美味だ。蓋を開けたらあんがびっしりというインパクトのある見た目に反し、控えめで優しい味である。飽きることもなく、気が付けば3×4のひと箱がなくなっていたという経験のある人も多いだろう。この味を一度知ってしまえば
見栄えもただのあんこではなく、流れるような模様に美しさを感じるようになるだろう。それから幕の内弁当を開ける時のような高揚感!
赤福というブランドも含め明らかに関西では一つ頭抜きん出た和菓子である。
なぜこんなにも美味しいのか私なりに分析してみた。
非常に基本的な点なのだが、通常はあんを餅で包むところが、これは餅の周りをあんで固める。思うに、やはりここが決定的なのだ。前者は餅を破ったところへあんがなだれ込んできて口内を占拠し、その甘すぎる後味を残してくが、、
後者は上品で舌触りの良いこしあんが優しく迎え入れ、後には餅が構えている。しかし、なんとも心地よくあんと織り交ざり、餅多めを持って終わりを迎える。そのおかげで後味がまったりとして甘さもほどほどのため、もう一つ、とついつい食べてしまえるのだ。
こちらが伊勢のメインストリートに顔を構える赤福本店。創業は宝永2年(1707年)。いやはや看板に歴史を感じます。
なんと朝の5時から営業している。訪れたのが日曜の昼だったのもありものすごい人気ぶりで並ぶのに躊躇してしまうが、回転が早いので問題ない。メニューは男らしく赤福二個(お茶付き)で250円のみ。(持ち帰り用のお土産売り場は別のカウンターなのでしっかり確認しよう☆)注文をしたら番号札を貰い、座敷に上がって待つ。五十鈴川が見える縁側を陣取りたいところだが人が多くて諦めようとしているそこの君、案ずることはない。食べ終えたそばから皆退散してゆくのでじりじりと前に詰め寄ろう。番号が呼ばれる頃には畳から板の間へたどり着いているだろう。さあ、風流な情景と共に赤福餅を堪能しようじゃないか!